車検をギリギリで受けると満了日(有効期限)はどうなるの?

  • 2022年4月16日
  • 2022年11月17日
  • 車検
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二年に一度、必ずやってくるのが車検です。

車検には満了日(有効期限)がありますが、どのタイミングで車検を受けるのがいいのでしょう。

あまり早く車検を受けてしまうと満了日が短くなってしまうんじゃないの?と心配する方もいるのではないでしょうか。

今回は、車検をギリギリで受けた場合のメリット・デメリットや、車検を早く受けた場合の満了日について詳しく説明していきます。

車検をギリギリで受けた場合のメリット・デメリット

車検をギリギリで受けた場合のメリットは?

車検は満了日ギリギリで受けた方が、次の車検までの期間が長くなって得をすると思ってないですか?

車検を受けられる期間は決まっており、車検満了日の1か月前から満了日までが車検を受けることができる期間になります。

指定整備工場」と呼ばれる「指定自動車整備事業者」に車検を依頼することで45日前に車検を受けても有効期間が短くならない方法があります。

車検満了日の1か月前から満了日ギリギリで車検を受けた場合、次回の車検までの有効期限は変わりません。

よって、ギリギリで車検を受けた場合のメリットは特にありません。

ではデメリットはどうでしょう。

車検をギリギリで受けた場合のデメリットは?

ケース①

・お店の予約がいっぱいで車検を受ける事ができない可能性があります。

基本的に車検は予約制になっている場合がほとんどなので、お店に「今日車検を受けたい」と急に言っても断られる可能性が高いです。

もし車検の有効期限を過ぎてしまった場合は車検切れとなり、公道を走る事ができなくなります。

車検が切れた状態の車で公道を走る事は道路運送車両法という法律で禁止されており、違反した場合30日間の免許停止処分+30万円以下の罰金となります。

どうしても「車検切れ」の車を公道で走らせる場合は、仮ナンバー取得もしくはレッカーを手配するしか方法はありません。

どちらにせよ車検代以外にも費用がかかってきます。

ケース②

更に車検を受けるために必要な書類を揃える時間が無く、揃えている間に車検が切れてしまう可能性もあります。

車検を受ける時に最低限『車検証』『納税証明書』『自賠責保険証』が必要になります。

しかし直前になって「車検証が見当たらない」など、手元に車検証がなければ車検を受けることはできません。

もし車検証を紛失した場合は、管轄の運輸支局・軽自動車検査協会で再発行の手続きが必要です。

このように、車検をギリギリで受けた場合のデメリットはとても多いです。

そうならないように、車検前は余裕をもって準備しておきましょう。

公道とは、一般に「公共の用に供する道路」のことを表します。 公道は、道路法の道路(高速自動車国道、国道、都道府県道、市町村道)の他に、農道、林道なども公道に含まれます。 また、公道の交通に対しては、道路交通法が適用されます

車検を1ヶ月以上前倒しにして受けた場合

一般的に車検は満了日の1か月前から満了日の間で受けるのですが、どうしても車検の有効期限の時期に時間が取れないという方は、満了日の1ヶ月以上前からでも受けることは可能です。

しかし、満了日から1ヶ月以上前に受けた場合、次回の車検の有効期間が短くなってしまうので注意しないといけません。

例えば、車検満了日が「令和5年3月22日」の場合、満了日より2ヶ月前に車検を受けると「令和5年1月22日」となります。

1ヶ月以上の前倒しの場合は、次回の有効期間が車検を受けた日から計算されるルールになっているからです。

前倒しした分の車検費用や自賠責保険料は戻ってこないため、やはり車検は満了日の1か月前から満了日の間で受けるのがベストだと言えます。

まとめ

車検をギリギリで受けた場合の満了日(有効期限)について紹介しました。

簡単にまとめると
・ギリギリで車検を受けるメリットは特に無い
・車検がギリギリだと予約がいっぱいで車検を受けれない可能性がある
・「車検切れ」の状態で公道を走る事は法律で禁止されている
・満了日から1ヶ月以上前に受けた場合、有効期限が短くなる
・1ヶ月以上の前倒しの場合は、次回の有効期間が車検を受けた日から計算される

車検をギリギリで受けた場合、様々なデメリットがある事が分かりました。

車検の有効期限を事前に把握して、余裕をもって準備しましょう。