車検シール(検査標章)とは自動車のフロントガラスの中央の上部に貼られているシールです。
日頃から目にするものですが、正確な見方が分からないという人も少なくありません。
外側から見たときは数字がいくつがあるだけで、どれが何を意味するのか分かりにくいと思います。
今回は車検シールの車検シールの見方や貼り方を詳しく解説していきます。
車検シールの見方
車検シールには車検の有効期限が数字で表示されているので見方が分かれば自分が乗っている車の有効期限がすぐに把握できます。
普通自動車と軽自動車の両方に該当することですが、フロントガラスの外側から車検シールを見ると大きい数字と小さい数字があります。
小さく書かれているほうが「年」を意味していて、大きく書かれているほうが「月」を表しています。
この両方で構成される年月が車検の有効期限が切れるタイミングとなっています。
たとえば、小さな数字が「5」で大きな数字が「10」であれば、令和5年の10月が車検の有効期限ということです。
内側から車検証シールを見た場合は、日にちまでより詳しく記載されているます。
これさえ知っていれば、車検証をわざわざ見なくても、車検の有効期限が分かります。
車検シールの貼り方
多くの人が誤解していますが、車検のシールは一枚ではありません。
車検シールは色がついているシールと透明なシールの2枚でワンセットになっているのです。
そのため、両面から1枚に貼り合わせる作業が必要です。
では、説明していきます。
①色がついたシールの右半分をはがす
②はがした土台を谷折りにして、青いシールを透明なシールの上に貼り合わせる
③色がついたシールの左半分をはがし透明なシールに貼り合わせる
④貼り合わせたシールを台紙からはがし、フロントガラスに貼り付ける
シールの台紙にも説明が載っているので、貼り合わせる作業は難しくないと思います。
上手く貼り合わせることが出来たら、次はフロントガラスにシールを貼っていきましょう。
車検シールの貼る位置
シールを貼る位置ですが、基本的にはフロントガラスの内側の上部に貼りますが、大体3パターンほどあります。
①バックミラーがある車はその前方の前面ガラスの上部(バックミラーの裏側)
②前面ガラスの上部が着色され、外側よりステッカーを確認することができない場合は、確認できる位置まで下方にずらした位置
③その他の車(バックミラーなどが装着されていない車)は運転者席から最も遠い前面ガラスの上部
最近の車には衝突軽減ブレーキセンサーやドライブレコーダーが取り付けられていることが多くあります。
そのため、フロントガラスの中央に車検シールが貼れない場合は、少しずらして貼っても問題ありません。
まとめ
車検シールの見方や、貼り方などを紹介しました。
車検シールについて簡単にまとめると
・車検シールには大きい数字と小さな数字がある
・大きい数字は「月」、小さな数字は「年」を表している
・車検シールを貼る位置は、フロントガラスの内側の上部
ディーラーで車検を受ければ、車検証を渡す時に貼ってくれますが、自分で貼る場合は参考にしてみて下さい。